ポートランドで面倒な誘い酒から最小限の被害で帰還するための5つの戦術

こんにちは、ポートランドでは例年より晴れの日が多かったようですが、とうとう気温的にも夏本番!週末にお昼過ぎから飲むビールがたまらん!なTsuboです。
ポートランドと言えばやっぱりビール。ポートランドが位置するオレゴン州、そしてワシントン州はホップの名産地、アメリカで使われるホップの90%以上をこの2つの州でカバーしているだけあって様々なビールを飲むことが出来ます。

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今日は一段と天気がいいですね!ここ「イーエックスノボ(Ex Novo)」というブルワリーが家からも近くてよく来ています。また記事で紹介しますね。
さぁ後はもう帰って寝るだけです。眠い、眠い・・・ん?

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・・・。

ライターのMireiさんから連絡です。

Mirei

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 Norenメンバー内で自他共に認める「ドランククイーン(Drunk Queen)」であり、姉御肌。ビールに関する知識が豊富で、平日、休日問わず呑み歩く。一軒で済むことがなく、一緒に飲むときははしご酒覚悟。

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面倒だなぁ・・・でも行かないと次会った時もっと面倒だしなぁ。
取り敢えず顔だけ出して飲まずに帰るとしましょう。
あっ折角なのでビールの有名なここポートランドで、面倒な上司や先輩の誘い酒を断る術を紹介したいと思います。

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今回、呼び出されたのは「ベイリーズタップルーム(Bailey’s Taproom)」ダウンタウン内という立地に豊富なお酒のメニューは毎日変わり、食べ物も持ち込み可なためよく使うお店です。

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あっ、Mireiさん!
「おっ、ゆうじ(ライターTsuboの本名)、何飲む〜?」

Mireiさんもう飲んでる・・・。しかもなんかおつまみまで。
ただここで悪魔に屈するわけには行きません。必殺技を唱えましょう!

「あっパスポート忘れちゃいました!てへ。(可愛らしく)」

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① パスポートを忘れるor忘れたふりをする。
出オチも甚だしいこれが最強技です。アメリカではお酒に関する法律で21歳以下の飲酒は禁止されています。自由の国もここに関してはとても厳しいです。ほぼ確実にチェックされます。
「忘れました。」も当然通用しません。一緒にいる人が21歳以上でもお店を出されるほど、つまりこれでチェックメイト・・・。

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「パスポートあんじゃん。」

「へっ?」

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しまった・・・。パスポート落とした時にすぐ気づけるよう、出来るだけ目の近くにと頭に付けてたの忘れてた・・・。
(※パスポートは落とすとすごく面倒なので真似しないでください。)

さぁこうなったら、いかに翌日への被害を少なくして帰るかです。
まず下地をしっかりと整えるところから始めましょう。

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「Mireiさんー。外が気持ちいんで外で呑みましょー!」

② テラス席など屋外の席を選ぶ。(誘導する。)

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冒頭でビールを飲むのに気持ちよい気候という話をしましたが、ポートランドの気候は日中暑くても朝晩の気温は低く、4〜5月辺りから夜8時になっても明るいですが強い日差しがなくなれば一気に冷え込みます。 相手が寒さを口にした時、すぐに「体調崩すと良くないので」という心遣いを盾に戦いを終わらすためにも屋外を選びましょう。
そう、全てはオーダーの前から始まっているのです。

さて戦場を整えたらここからが戦いの始まり、メニューを見る際に大切な事を2つ。

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③ サイダー(Cider)は炭酸水ではない。

アメリカでは秋の風物詩の一つにアップルサイダー(生搾りのリンゴを使ったもの)があるほど炭酸水のサイダーが有名ですが、取り分けオレゴンではハードサイダー(サイダー、シードルとも言う:果実を発酵させて造られるアルコール飲料)が有名で、近年ものすごい勢いで伸びています。

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タップルームやバーで見つけたら大半がこれ、サイダーをメインで作っている会社では洋ナシやパインアップルなど他の果物でも造られています。もちろん未成年は飲めませんが、アルコールの休憩にと間違ってオーダーしないように!多くの場合4〜6%のアルコールが含まれています。また自家製の場合、アルコール度数がものすごく高かったりもします。

④ アルコール度数(ABV)だけでなく国際苦味単位(IBU)もチェックする。

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飲みすぎないためにアルコール度数(ABV: alcohol by volume)を確認することはもちろんですが、折角飲むのだったら最後まで美味しく飲みたいところ。
そこで注意するのが国際苦味単位(IBU: International Bitterness Units)

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お酒をメインに扱うお店では多くの場合メニューに書いてあるのでしっかりチェックを!
(こちらは以前に紹介した「Deschutes brewery」赤字で書かれたビール名の横に名前が書いてあります。)
数値で表されるIBUは、20以下のものから、70を超え原料となるホップをたっぷり使った香り高いものもまであります。ただこれは製造会社が算出するものでなおかつ機械を使う為、同じ数値でもお店によって違ったり、数値が高くても風味で相殺されたりと人によって感じ方に差が出ることが大いにあります。

あえて高めのものを選び、「苦すぎて進まないんですよ〜。」とペースを遅らせるのもありですね!

さてオーダー時の戦いの締めは支払いにあり!

⑤ 会計時のオープンとクローズを間違えない。

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ここはお店によっても異なりますが、バーカウンターでビールをオーダーして自分で席に運ぶ場合に多いのがこれ。スタッフに「Open or Close?」と聞かれたら「それは自分が店員に心を開いているのか。」を聞かれているわけではありません。(誰がそんな勘違いするかって?ごめんなさい僕がしました。)

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ここでの「オープン」はここで〆ずに次からのオーダーも加え最後に会計をするということ。逆に「クローズ」はここで会計を〆て支払いを済ませるということです。ささっと飲んで帰りたい場合は当然「クローズ」を選択ですね。

プラスα:「同意」の姿勢を忘れずに。

飲み始めたらもう小手先の技は使えません。とりあえず穏便に速やかにことを進めましょう。大切なのは「同意」です。しっかりと話を聞き、いつもより少し大きく頷きましょう。

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「そうですよね!うんうん。」

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「やっぱりMireiさんと飲むお酒が一番美味しいです〜。」

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「3ヶ国語話せて、ビールにも詳しいMireiさん最高や!」

「ゆうじ・・・。」

「えっ?」

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「あっ・・・。」

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ポートランドでいろいろなお酒を楽しみたいのは分かりますが、飲み過ぎには気をつけて、またお酒が得意な方もお連れの方の体調には気をつけてください。
ポートランドで楽しいビールライフを!
(なお本編に登場するMireiさんは一般の方に無理にお酒を勧めるということはありません。Mireiさんは以前紹介したオ州酒のビールツアーでツアーガイドも行っているので、ビール好きの方はぜひぜひビールツアーにも参加してみてください。)

Ex Novo

place2326 N Flint Ave, Portland, OR 97227

time月 – 木 : 3pm – 10pm, 金 : 3pm – 11pm, 土 : noon – 11pm, 日 : noon – 10pm

web WEBサイト

電話番号:(503) 894-8251
その他:Wi-Fi 有

Bailey’s Taproom

place213 SW Broadway, Portland, OR 97205

time 月 – 日 : noon – midnight

web WEBサイト

電話番号:(503) 295-1004
その他:Wi-Fi 有

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