知っておきたいペットを連れての帰国の手続きあれこれ 前編

早いものでポートランドから帰国してもうすぐ1年になります。日本で定住する為の必要な手続きも全て終わってやっと公式に日本人になりました。引越しの際の出入国の為のいろいろな手続きの煩わしさは今となってはいい思い出です。
それで、 帰国に際して自分が経験したいろいろな手続きを 少しずつ書き残したいと思いました。ただ、記憶を辿って行くので 正確でないところもあるかもしれません。

Norenは基本的にポートランドに来る人達にとって役に立つ情報サイトかもしれませんが、来る人がいれば去る人もいるという事で、アメリカ在住の方で 日本に帰国を予定している方や将来そうなった時のための参考に少しでもなれば嬉しいです。
私にとっては、ペットを連れての帰国や日米の年金手続やグリーンカードなどなど、通らなければいけない手続きは山のようにありました。
まずは、一番大変だったペットを連れての移住に伴う手続きの流れをお話ししたいと思います。
ペットを飼うという事は家族の一員として最後まで責任を持つわけですから、帰国するからといって簡単に置いていく事はできませんよね。
でもペットを連れて国境を越えて移住するという事はそう簡単な事ではありません。そこにもコミットメントが必要です。犬・猫を日本に持ち込む場合に最も重要な条件は狂犬病の予防接種を受け、IDチップを体に埋め込む事です。

私はポートランドで猫を2匹飼っていました。

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白っぽい方がリリー。グレーのタビー風なのがチェルシー(通称チビ。)
2匹とも個人でやっている猫のシェルターで12〜13年前にもらいました。
これは当時の写真です。

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リリーは1年早く来たので家の主のような大きな顔をして威張っています。
チビは後から来てリリーにいじめられながら育ったからなのか臆病で気が小さく、1人(匹)では生きていけないでしょう。
ポートランドにはOregon Humane Societyという大きなペットのレスキュー団体がありますが、町のあちこちにも個人のシェルターがあり、ペット関連ショップでもペットのアダプトサービスをしているところもあるので、新しくペットを飼いたいと思っている人はまずそういうところで探す事をお勧めしますよ。

シェルターには可愛い猫が沢山いますがどの猫もケージの中でなんとなく空ろな表情をしている気がします。皆んな素敵な家庭にもらわれていくといいですね。

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さて本題に戻りますが、私がアメリカから日本に猫たちを連れてくる際 の手続の流れは、 以下に書くような感じで直前の1ヶ月には沢山のチャレンジがありました 。 犬の場合は多少の違いがあるかもしれませんのでご自身で御確認される事をお勧めします。

3年ほど前に仕事上で帰国の話が出ました。それで2012年10月に動物病院で1回目の狂犬病の予防摂取とIDのマイクロチップの埋め込みをしました。
マイクロチップは長さ10ミリ前後で背中の肩のあたりに埋め込みました。神経がない部分なので痛みとかはないようです。マイクロチップについての詳しい情報は、環境省自然環境局のホームページを見てください。

こちらが予防接種の証明書とタグそして青い物がマイクロチップのIDタグです。予防接種のフォームのコピーは自分用と提出用の2枚もらいます。

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2013年1月に 血液検査と2回目の予防注射をしました。 そして4月に最後の血液検査を受けました。この証明書も自分用と提出用と2枚もらいます。

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(注)基本的に予防接種は期限内に2回受け、最初の摂取を受けてから180日は待機期間といい、ワクチンが有効だったかを確認する期間なので出国はできません(猫が)。つまり帰国日の最低6ヶ月以前に予防接種を受けなければ帰国には間に合わなくなります。もしも期間中に帰国してしまった場合、空港の検疫施設に残りの期間留め置かれるか(自費で)もしくは最悪の場合は強制送還(猫が)になりますよ。

予防接種は3年間有効のものだったので2016年1月まで有効でした。もっと短いものもあるようなので確認は大事です。有効期間を過ぎると再度摂取を受け直さなければなりません。

余談ですが、Multnomah County(ポートランド市などが属する郡)ではペットを登録しなければいけないのでポートランド在住の方はお忘れのないように(有料です)。
こちらがMultnomah Countyの IDタグです。

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Multnomah CountyのIDタグはもちろん引っ越したらいらないですよ。

私の場合その時の仕事の話は流れて帰国は無くなりました。それで去年(2014年)、ついに自分で決断して 帰国する事にしました。
その年の8月頃に帰国を3ヶ月後の11月30日と決め、日本の動物検疫所Animal Quarantine Serviceのホームページでペット輸入の手続きを始めました。
ここで重要なポイントですが、手続上重要な日にちが幾つかあり、最初に書類を提出するのは帰国日の40日以上前と決められているので、日にちの余裕を持って始めないと後で間に合わなくなる可能性もあります。

後は後編に書こうと思いますが、後編では動物検疫所とのやりとりを中心に獣医の選び方なども混ぜながら書こうと思います。

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