毎年恒例!世界から集まったNBA選手の卵たちの熱い戦い

オレゴン州といえば、様々な大企業の本社があることでアメリカ国民から知られているが、そのなかでも特に、クールなデザインと抜群の機能性、様々な有名スポーツ選手を起用した宣伝などで世界的な人気を博すスポーツメーカー「ナイキ」もダウンタウンポートランドから車で15分の場所に本社を置く。

実はこのナイキ、スポーツセールスだけでなく、様々なイベント開催に力を注いでいることをご存知だろうか?

毎年恒例、バスケットボール界における高校生の全米代表と高校生の世界代表が対決する「ナイキフープサミット」もその中のひとつで、今年もブレイザーズの本拠地であるここ、モダセンターで行われた。

このサミットは今年で18回目になり、ポートランドで開催されるのは8年連続になる。ナイキ主催のイベントだけあって地元での開催を強く押したのだろうか(笑)

ただこのサミットは知る人ぞ知るバスケ界における名物イベントで、過去にもこのサミットに出場し、後にNBAで活躍する選手たちも多くいる。

アメリカ代表と世界代表が戦うこの試合、過去の18回の成績はアメリカ代表が11勝7敗でリードだ。

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会場に入ると登録メンバー表を係員から受け取る。一覧をチェックしてみると高校生というだけあって知ってる名前は正直1人もいなかった。

しかし、ウェブサイトで高校生ランキング(ESPN)を調べてみると、トップ10にランクインしている選手たちはもちろんのこと、中国のプロリーグですでにプレーしている選手などもいて、ここまでレベルが高いのかと驚いた。

中にはついこの前に全米優勝を果たしたばかりデューク大学や、全米トップレベルのケンタッキー大、ルイジアナ州立大、アリゾナ大などにすでに今秋の進学を予定している選手もおり、5年後、10年後にNBAで活躍するであろう選手たちを生で観れるという興奮により訪れた観客たちはかなりテンションが高いように見られた。

さて試合を30分後に控え、いよいよ選手たちがコートに現れた。皆驚くほど身体が出来上がっており、大観衆にも動揺せず、もはやプロ選手のようなオーラを放つ選手も多々いた。

選手たちは試合前の練習から積極的にダンクシュートを打ち込んだり、果敢なドリブルテクニックをみせるなど圧巻のプレーを披露。

その後両チーム選手たちで握手を交わし、試合開始。

毎試合何が何でも必ずアメリカ国歌を流すのがこの国の風習だが、この日は多国籍というだけあって、他の国の選手たちを気遣い国歌を流さなかったナイキの気配りに感心した。先発メンバーは両チーム共にトップの選手たちで固められた。

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開始直後から世界代表が身長差(世界代表の方が平均的に高い)を利用し、連続ダンクを決めるなど終始世界代表リードの展開だったものの、後半は全米代表が自慢のテクニックを生かし、中へ切り込みゴールを積極的に狙った。試合は全米代表が徐々に追い詰め、両者一歩も譲らない展開となった。

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試合の行方は最終クォーター残り1分まで分からないといった白熱する試合であったが、結果は103ー101で世界代表に軍配が上がった。

この試合でMVPに輝いたカナダ出身の選手は試合直後にデューク大学からオファーが出たとの情報も入手し、このサミットで新たな道を切り開く者もいるんだと実感した。

選手たちにとっても、これだけの精鋭が一斉に集まって試合ができたという素晴らしい経験になったに違いない。

試合後選手たちはその日の夜同じ会場にて行われたNBAの試合を観戦、さらにはブレイザーズの選手たちと交流深めるなどかけがえのない経験をしたはずだ。

モダセンターという立派な会場を持ち、さらにはナイキという大きなバックアップがあるからこそポートランドで開催できたイベントなのだ。

あくまで親善試合なので、試合前は「ケガをしないよう選手たちは手抜きのパフォーマンスをするのではないか?」との声も周囲の観客から聞こえ、私自身もどの程度のレベルのものなのか、本当に彼らは全力でプレーするのかなど多くの不安があった。しかし終わってみれば残り1秒まで選手一人一人が高校生らしく必死にプレーし、観客も手に汗握るゲームとなり、親善試合とはいえ、ここまでやるのかと思わせられた。

将来のバスケ界を担う選手たちを間近で観ることができたポートランドに住む人たちにとっては貴重な機会になったと同時に、彼らが大舞台でプレーする姿を見るのが本当に待ち遠しい。

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