オレゴンダックスの今シーズンを振り返る(10月〜11月第1週):前編

短い短いカレッジフットボールのシーズンは名門アラバマ大学の優勝によって幕を閉じました。

今年はみなさん何度試合を観にスタジアム、あるいはバー等へ足を運ばれましたか?

a giant player

私が執筆するオレゴンダックスについての記事も今回で第四弾になりました。いつも自己満足でとてもマニアックなネタばかりを書いていますが、私の記事がきっかけでアメリカンフットボールをもっと知ろう、または「ビールでも飲みながら少しダックスを観てみるかー」と好奇心が湧いた読者様がいらっしゃれば、それ以上に嬉しいことはありません。

9月5日のイースタンワシントン大学戦を皮切りに始まった2015-2016年のレギュラーシーズンも11月28日に行われたオレゴンステイトビーバーズとの地元対決にて幕を閉じました。

3ヶ月弱の短いシーズン、今年のダックスはどのような活躍をしたのでしょうか?

前回の記事にも書いた通り、今年のダックスは不調が続きました。前半の6戦を終えて3勝3敗。歴史上最低の成績かもしれないと言われた今シーズンですが、後半もそのまま悪い流れが続いたのか、あるいは何かしらの修正から勝利を重ねたのでしょうか?

今回は前編と後編の2回に分けて、後半6戦と先日行われたシーズン最終戦でもあったAlamo Bowlといわれる親善試合について書きたいと思います!

ユタとの試合で60点以上の失点を許し、大敗を喫した後、ロードゲームでコロラド大学との一戦で辛勝。ここまでが前回までの記事でした。翌週は本拠地ユージーンヘ戻り二週間ぶりのホームゲーム。敵はワシントン州立大学。毎年必ず勝利を手にするいわば”安全パイ”と言われるチームで、さすがに今日は勝てるだろうと誰もが確信していました。

しかしユタ戦以来続く不運は後を絶ちません。序盤のリードがまるで嘘だったかのように試合終了と同時に同点に追いつかれ、2回の延長の末敗戦を喫する形になってしまいました。

WSU-2

これ対して多くのファンは猛激怒。あきらめムードすら漂う中、このシーズンはどうなってしまうのかと嘆くファンたちでダウンタウンポートランドは溢れかえっていました。

そんなダックスの悪い流れを断ち切るべく、2人のキーマンが翌週のワシントン大学戦に合わせてチームに帰ってきました。

1人目はDarren Carrington(以後カリントン)。昨年ダックスのオフェンスにおける中心選手であったものの、決勝戦直前のメディカルチェックにてまさかの陽性反応。決勝はもちろん、シーズン6試合出場停止という重い処分が下され、前半戦を余儀なく欠場する形となっていました。
そのカリントンがこのワシントン戦にてチームに復帰。多くのパスがレシーバーであり、素晴らしいキャッチを魅せるカリントンへ通し、オフェンス陣はいつも以上の力を発揮しているように見受けられました。

同時にミシガン州立大学戦で薬指を骨折していたクォーターバックのアダムズもチームへ復帰。ダックスにとって1番大きな穴であったクォーターバックをようやく埋めることができました。

オレゴンダックスへ編入してわずか2ヶ月弱のアダムズも少しずつオレゴンのフットボールセオリーが身につきつつあるのではないか?そんなアダムズとダックスの成長と、数多くの強豪校と対戦するDead Monthに多くの期待を寄せていました。

一週間の空きを挟み、10月第4週。街はハロウィンムード一色になり、お酒飲んでハロウィンを楽しむ前にダックスの勝利だけは見ておこうと多くのファンたちがテレビの前からダックスの試合を観戦しました。

試合が行われたのは南へ飛行機へ約3時間降りていった場所にある、フェニックス、アリゾナ。対戦相手はアリゾナ州立大学です。

ロードゲームなだけにわずかな”負け”という不安も残っていましたが、キープレイヤーが復帰したダックスはそんな不安を取り払うかのようにプレー。延長へともつれ込みはしましたが、完全優勢のまま敵地で勝利を掴むことができました。

Warm Up

今回は11月第1週までを振り返りました。次回は11月の2戦目からシーズン終了までをボリュームたっぷりにお伝えします。お楽しみに。

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