皆様、初めまして。去年からポートランドに留学中のEkuboです。
ポートランド市内を走るタクシーや警察の車には一輪のバラの絵が描いてあったり、5月の下旬から6月の下旬にかけてローズ・フェスティバル(Rose festival)という大きなお祭りが開催されていたり、ポートランンドの女子サッカーチームの名前、ソーンズ(Thorns)はバラの棘を意味していたり…
ポートランドは通称「バラの街」と言われ人々から親しまれています。
なぜ同じ花でもひまわりやチューリップではなく、バラなのでしょうか?
それは、ポートランドには全米初の国際バラ試験庭園(International Rose Test Garden)があるからです。
バラの見頃である6月上旬にEkuboが行ってきました。
電車でワシントンパーク・マックス駅(Washington Park MAX Station)を降りると、無料のシャトルバスが出ています。そのバスに乗り、約15分。
遠くからバラを見ただけで優雅な気分に♪
私自身、ちゃんとバラ園を見るのは今回が初めてなので午後1時から行われる無料ツアーに参加しました。
1917年に設立したこのバラ園は、500種以上、役1万本のバラが植えてあります。
約45分間、バラ園の隅から隅まで歩きながら歴史やバラの効能、今年開催されたローズフェスティバルについての話を詳しく聞きました。
1888年にオレゴン州最大の新聞社「オレゴニアン」(Oregonian)の創業者ピトックの奥様がバラ協会を設立したのが始まりだそうです。
1901年に弁護士ホルマン氏が「ポートランドをバラの街に!」と新聞に記載したことが後押しして、「バラの街」と言われるようになったのです。
現在では、全米で無料観覧できる場所ベスト10に選ばれたり、2006年には最優秀賞の庭園に選ばれたりと、ローズガーデンには年間50万人の観光客が訪れています。
1つの束から様々な色のバラが咲いていて、ブーケみたいですよね!
耳を澄ませると綺麗なハープの音色が聞こえてきました。
バラにハープの音色…なんて素敵なんでしょう。
毎年、ポートランド市内の高校生からローズ・クィーンが1人選ばれ6月のローズフェスティバルではヒロインのような存在となります。容姿だけでなく、学校での成績や課外活動なども評価の基準になるみたいです。
歴代のローズ・クィーンのサインが刻まれています。
今年のローズ・クィーン マディソンさん(Madison) のサインも見つけましたよ!
バラ園の隅には、バラにちなんだ物が売っているショップがあります。
アクセサリーやレターセット、文房具など可愛らしい物が沢山ありました。
バラの見頃は5月の中旬から6月の中旬。
天気のいい日が続くこの時期にポートランドのバラ園に来てはいかがでしょう?
International Rose Test Garden
400 SW Kingston Avenue Portland, OR 97205
月 – 日:7:30am-9:00pm
無料ツアー (5月最終の土曜日〜9月最初の日曜日まで):1:00pm ※ショップの前に集合
TEL:(503) 823-3636