Mt.Hoodを攻めろ「Timberline スキー場」

『オレゴン富士』
日本人の間で親しまれているマウント・フッド(Mt.Hood)の呼び方だが、シンメトリーな美しい二等辺三角形、一年中山頂を飾る雪、3429メートルという富士とほぼ同じ標高は確かに日本人に懐かしさを感じさせる。
私、MIREIもマウント・フッドが見える部屋に引っ越すほど。

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これが私の部屋の窓から見えるMt.Hood。

マウント・フッドにある個性的な3つのスキー場といえば、
全米最大のナイトスキーエリアを誇るスキーボウル(SKIBOWL)
人気のハンバーガーとゲレンデに流れる音楽で若者に人気のミドウズ(Meadows)
そして今回紹介するティンバーライン(Timberline)である。

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アメリカの重要歴史建造物に指定されているティンバーラインロッジ(Timberline Lodge)を中心に広がるスキーエリアは9つのリフト、41のコースを保有するオレゴン一番人気のスキー場だ。
コースの名前こそついてはいるが、日本と違ってコースロープ等はなく、実質どこを滑っても構わない。
積雪量の多い日などは圧雪されていないパウダースノーを求めて、コースとコースにはさまれた林の中に縦横無尽にスキーの跡が走っている。

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全米唯一の一年中営業しているスキー場としても有名で、夏には日本のレーサーキャンプツアー、アメリカナショナルチームの合宿や有名スキーブランドのデモチームによる撮影なども行われている。

日本ではこういったプロフェッショナルなスキーヤー・ボーダーを見かけることは少なく、大抵レースエリアを貸切にしたり、一般人は立ち入れない山中やパークで撮影したりするが、ここでは完全にボーダーレスである。

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リフトからパークでトリックしているのも見えるし、ジャンプ台も、レベルを問わずに誰でも入っていける雰囲気がある。
日本ではボーダーの割合が多い10代や20代だが、ここでは傷だらけのファットスキーを引きずってオーバーサイズのパーカーを着た若いスキーヤーもゲームセンターにたむろっているかのように遊ぶ姿が目立つ。生粋のスキージャンキー達だ。
ダウンタウンから車で1時間半ぐらいの近さもあり、ボールを持って公園に集まるぐらいの気軽さでみんな滑りにやってくる。

レッスン?資格?そんなものは遊ぶのには必要ない。下手でOK。道具も古くてOK。
アメリカ勢のXゲームやハーフパイプ、エクストリーム競技の強さはこのスキーへの姿勢、考え方、環境から来るのかと思うとポートランドキッズが実に羨ましい。

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Timberlineをおすすめする最大の理由がコースの形状だ。
駐車場に隣接する初心者用のゲレンデとリフトは、完璧に中級者・上級者との住み分けが出来る。
こけまくって疲れても数歩で車に戻れるし、後ろからかっ飛ばしてくる上級のスキーヤーたちに恐れることもなく自分のペースで練習できる。
また、中間にロッジを配置したスキーエリアはどこを滑っても最終的には2か所のどちらかのリフトにたどり着き、道に迷うこともない。だらだらと続く傾斜の緩い斜面もなく、テンポよく滑れる。

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最もスキーヤーに嬉しいのはスキーイン・スキーアウトだろう。

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ロッジから直接ゲレンデに出るので、その場でスキーを履くだけで滑り出すことが出来るし、帰る時もエントランスの目の前まで滑って来ることが出来る。そのまま入口の無料のスキーロッカーに預けてしまえば、子供を連れていても何本ものスキーを持ち歩く必要もなく、盗まれる心配もない。

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ロッジ全てのスキーロッカーはクレジットカードが使用でき、1日に何回も出し入れが可能。
私はよくお弁当を持参して滑走中はロッカーに置いておき、食堂の電子レンジで温めて食べている。

Timberline Lodgeにはスキーリフト券提示で$5引きになるビュッフェもあるが、今回は隣接するワイイースト・デイ・ロッジ(Wy’east Day Lodge)でビッグホットドッグ(BIG HOTDOG)を($7)。

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リフトチケットは$64(ピーク時は$70)で、何回も行くならシーズンパスやスプリングパスなど期間限定のチケットがお得だ。

滑り疲れてテラスで雪山を見ながら飲むのは勿論Mt.Hood Brewingのクラフトビール。

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Mt.Hood Brewingで最高評価のアイスアックスIPA(Ice Axe IPA / $5.50)

お酒が飲めない人にはMt.Hoodコーヒーもある。
山道の途中に点在している山小屋などで飲むと、1杯1ドルでお代わり自由など破格の値段で売っている。
このあたりはさすがポートランド。無いと住めないってぐらいどこでもコーヒーとビールを造ってしまう。

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最も高い所まで行くリフトは冬のピーク時は運行していないのだが、撮影当日にオープン。 4月なのでだいぶ雪が少なくなっているが、標高が高いため水分が少なく雪質は思ったより悪くない。 最高の春スキーが楽しめた。

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違う場所を滑ろうと、リフトからさらにハイクアップしていくグループも。
森林限界を超えているので視界を遮るものがなく、壮大な景色を見ながら滑走できる。

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最後にリフト頂上からの景色をNOREN読者にプレゼント。

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やっほー。(山に登る日本人の習性)

Timberline Lodge

place27500 W Leg Rd Timberline Lodge, OR 97028

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