2週間前にポートランドに引っ越してきたばかりのYutakaです。
ロサンゼルスから、クルマで運転して引っ越してきました。
西海岸を北上し、カリフォルニア州からオレゴン州に入ると、町並みにひとつ、小さな変化があります。
ショッピングモールの駐車場や、ガソリンスタンドの横あたりに、カリフォルニアでは見かけない、物置小屋サイズの小さなお店がポツンとあるのをよく目にします。
ドライブスルー専門のコーヒー店です。
雨が多く、沈みがちな気分を上げるため、カフェインが摂りたい。
濡れるし、めんどうだから、クルマから外には出たくない。
そんなニーズを満たす便利なコーヒー店が、もちろんポートランドにもあちこちにあります。早朝から賑わっていて、夜遅くまで開いています。
そんな中でも、青い屋根が目印の「ダッチ・ブロス・コーヒー(Dutch Bros. Coffee)」、
クルマで走ってるとよく目に止まります。
1992年にオレゴン州の南部、Grants Pass の街で、店の名のとおりオランダ系の兄弟がエスプレッソマシーンを買って始めた小さなコーヒー店が発祥です。
現在では200店以上お店がありますが、ほとんどがドライブスルー専門。
今回はラテをオーダーしました。
ダッチ・ブロスはエスプレッソ専門店。ドライブスルーでも味に妥協せず、手で一杯一杯エスプレッソを抽出しています。豆は独自焙煎のブレンド1種類のみ。焦げ味が強すぎない、やさしい味わいです。
たとえば、Stumptown Coffee は、豆の強い旨みを引き出した、クールでおしゃれなコーヒーですが、ダッチ・ブロスは正反対。
ソフトで飲みやすい、ポートランドの「ふだん着」コーヒーといったところでしょうか。
ドリップコーヒーは置いてません。「コーヒー」とオーダーすると、エスプレッソをお湯で割った「アメリカーノ」がでてきます。
気持ちが明るくなるようなカラフルなデザインのカップ。風車とチューリップがオランダ風。看板もカップのモチーフ。
ダッチ・コーヒーのもう一つの特徴は、明るさ。
「お客さんにポジティブな気持ちを届ける」というクレド(お店の信条)が浸透していて、
個性的なスタッフさんが楽しそうに働いています。
ダッチ・コーヒーに行くと、カジュアルで気持ちいいの接客に、いつも、こちらのムードまで少し明るくなります。マニュアルじゃない自然な応対で、初めて行った店でも、じぶんが常連になった気がするくらいです。
カップのふたにも、ポジティブなメッセージが。
「Best Day Ever(人生最良の日を)」
「Love Abounds(満ちあふれる愛)」
ポートランドで、ドライブに出かけるチャンスがあったら、青い屋根のコーヒー店でクルマを止めて、一息ついてみて下さい。
やさしいの味のコーヒーでココロもカラダもあったまりますよ。
Dutch Bros. Coffee (Beaverton Hall Blvd店)
8940 SW Hall Blvd
Beaverton OR 97223
Sun – Thu : 5:30am-10pm, Fri-Sat : 5:30am – 11pm
Small $3.00 Medium $4.00 Large $5.00