つい最近、感じのいいカフェが新しくオープンしているのを通りすがりに発見した。
中はお客さんでいっぱい。
ウィンドウに貼ってあるメニューを見ると、ワッフルが専門らしい。
朝食やブランチに向いている店だ。これは行ってみなくては。
ということで、とある週末、夫とブランチへ出かけた。
場所は、ポートランドのサウスウェスト(SW)にあるヒルズデールという丘の上の地区で、ダウンタウンの端から車で5分ほどの所だ。
11時頃に行ったら店内は満席で、待つこと10分ほど。
でも希望していた窓際の席に案内され、居心地がよい。
まずはコーヒー($2.50)を注文する。
炒れたての香ばしいコーヒーが、試食のミニワッフルと共に運ばれてきた。
ジジズ・カフェ(GIGI’S CAFÉ)は、4年前に「ゴーフル・グルメ」(www.gaufregourmet.com) というフードカート(屋台)の店からスタート。
フードカートで人気が出て店舗を開いた、という話はときどき耳にする。
メニューには、食事になるセイボリー系(savory)と、デザート感覚のスイート(sweet)が並ぶ。
どちらも食べてみたい。ウェイターに尋ねると、塩辛さと甘さを両方備えたタイプが幾つかあることが分かり、今回はおすすめのモンテクリスト・ワッフル(Monte Cristo Waffle $9)を注文してみる。
夫が注文したのは、カルニタス・スクランブル(Carnitas Scramble $12)。
1ドル追加で、トーストをワッフルに替えてもらえる。
豚肉のオムレツにフレッシュなトマトとチーズがかかり、ほうれん草とポテトがワッフルに添えられている。
このポテトを私も味見してみたら、ほくほくしていくらでも食べられそうな味だった。
この店のベルギーワッフルは、二種類から選べる。
今回初めて知ったのだけど、ベルギーワッフルには生地がしっかりしているリエージュと、ふわふわ軽い食感のブリュッセルというのがあるそうだ。
リエージュにはパールシュガーと呼ばれる丸い粒状の砂糖が練り込まれ、甘味とモチモチ感が特徴。
ブリュッセルの方はサクサクしている。
私たちはリエージュを注文した。
私が注文したモンテクリスト・ワッフルはこちら。
夫の皿のようなサイドディッシュはついていない。
見た目はこぢんまりとしているが、ナイフを入れてみてびっくり。
いちごジャムがかかったチーズの下に、ハムとターキーがみっちり詰まっている。
アメリカでよくあるように、ハムとターキーが塩辛いかなと覚悟したが、予想に反して程よい塩加減。
私は特にターキーが好きというわけではないのだけど、これは本当に美味しい。
ちょっと甘くてバターたっぷりのワッフルにジャム、そしてお腹にほどよくずっしりくる肉の塩気。両方を同時に味わえる。
コーヒーは何杯でもおかわりしてもらえる。何度も聞きに来るので、もし毎回注いでもらっていたら、大きなマグカップで5,6杯飲むことになっていただろう。
私は二杯目が飲みきれなかった。
地元の新鮮でオーガニックな食材を使っているというだけあって、満足感いっぱいで店を出た。
ジジズ・カフェ (GIGI’S CAFÉ)
6320 SW Capitol Hwy Portland, OR 97239
Mon 休, Tue – Fri : 7:00am – 5:00pm, Sat – Sun : 9:00am – 4:00pm
TEL:(503) 977-2233
駐車場有り