お家でクラフトビールを作ってみよう。自家醸造の専門ショップHomebrew Exchange

ポートランドはDIYの街。そしてビールの街。自分の家でビールを作るのも、ごく自然なこと。たくさんの人がHomebrew(自家醸造)を趣味として楽しんでる。趣味が高じてブルワリーを開業した人もいる。

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日本だと、法律とか税金とか大人の事情とかで基本的に違法なままのHomebrew。アメリカでは今や全ての州で合法化されてる。

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そんな自家醸造の材料や器具が買えるHomebrew Supplyのお店は、ポートランドとその近郊に10軒弱。今回取材に訪れたHomebrew Exchangeはそのひとつ。

ちなみに、以前に取材したPortland U-Brew & Pubも。
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ビールを作るって、なんか難しそう。何が必要? いくらかかるの? そんな初心者の素朴な疑問に答えてくれたのがHomebrew Exchangeに勤めるGregさん。数年前にここのワークショップで習ったのをきっかけにHomebrewを始めた彼は、ストレスの溜まるウェブ・デベロッパーの仕事を辞めて、ここで働くことに。でも、もうすぐウェブの仕事に戻るんだって。

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さて、ビールの作り方は大きく分けて、All-grain brewing と Extract brewingの2種類。初心者にオススメなのがExtract brewing。

ビールの材料は、大きく分けて麦芽、ホップ、酵母の3つ。All-grain brewing では、最初に麦芽を煮込んで麦汁にする行程が入るのだけど、初心者にはちょっとハードル高い。Extract brewingは、その行程をすっ飛ばして、お湯に溶かすだけで麦汁になる魔法の粉、Dry Malt Extractを使う。

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Dry Malt Extractを煮立たせたらホップを投入しながら1時間ほど更に煮る。火を止めたら、15~20℃になるまで冷ます。その後、発酵のための容器に移して酵母(イースト)を投入。約1カ月間発酵させたら美味しいビールの出来上がり。

Homebrewの行程は「Brew in a bag」というキーワードでYouTube検索すると出てくる動画が分かりやすいんだって。詳しくはそれを見てもらうとして、大まかな流れはそんな感じ。

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これは発酵中のスタウト(黒ビール)。上に付いてる変な形のガラス管は「S型発酵栓」。発酵で出てくる炭酸ガスを外気と遮断しながら逃がすための器具。

さて、何にも知らない素人がビール作りを始める時に最低限必要なのはこれだけ。

発酵のための容器などが入ったキットが25ドル、Dry Malt Extractが5ドル、ホップが3ドル、イーストが3ドル。全部合わせても36ドル。あら、思ったよりも安いわ。

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お店の中をもう少し。All-grain brewingにチャレンジしてみたい人は、色んな種類の麦芽を、お好きなだけ。作りたいビールの種類を伝えたら、どの麦芽を選べばいいか、親切なスタッフが教えてくれるはず。店内にあるグラインダーを使って自分で粉砕もできる。

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IPA(India Pale Ale)を作るための材料を詰め合わせたお得なキット。IPA以外にも、スタウト、ラガーなどなど種類はいろいろ。

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缶コーヒーみたいな見た目だけど、これは酵母。ジョークとして友達にプレゼントしてみるのも面白いかも、とか思ったり。

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さて、いざ材料を揃えて、作り方を教わっても、初心者はうまくできるか心配になってしまうと思う。

「僕もピルスナーを作ろうと思ったのに、使う材料を間違ってダークビールができてしまった、ということがあるよ。でも、途中の行程を少しくらい間違えて想像とは違うものができたとしても、ビールはビールなんだ。だから失敗はないんだよ」

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お店のスローガンもこう言ってる。
Relax. Don’t worry. Have a Homebrew.

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Photos by Mirei and Toshi

Homebrew Exchange

place 6550 N Interstate Ave. Portland OR 97217

time火-金:10am – 7pm,土-日:10am – 4pm

web WEBサイト

TEL: (503) 286-0343

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