特集第一弾! ポートランドいち有名なお店。初心者のためのブードゥー・ドーナツ講座

ブードゥー・ドーナツ(Voodoo Doughnut)はポートランドでいちばん有名なドーナツ・ショップ。いや、ポートランドでいちばん有名な場所、といっても間違いじゃない。

いつでも行列が絶えないし、目立つピンクのテイクアウトボックスを抱えて街行く人をあちこちで見かける。

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でも正直言って、ぼくには何でそんなに人気なのか不思議だった。

ベーコンの乗っかったドーナツ。呪いの人形をかたどったドーナツ。これぞアメリカンという強烈な甘さ。そんなキワモノ的なお店。それがぼくの第一印象だった。でもそんな話題性だけに終わらず、多くのリピーターを魅了し続けてる。どうしてだろう?

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そんなブードゥー・ドーナツが近々日本に進出するって話を聞きつけたぼくたちNoren Portland。せっかくだから特集したいねーって流れになり、そのフシギな魅力に迫るべく、プロジェクト・チームを結成することに。

でも、その第一弾記事を担当することになったぼくMasakiは甘い物が苦手。え、それって人選ミスじゃない? でもね。だからこそ、気付くことがある。今ならわかる。どうしてブードゥー・ドーナツがこんなに人気なのかって。

ひとことで言うなら、“Keep Portland Weird”のスローガンを体現するようなドーナツ・ショップってこと。このスローガン、日本語にするなら色々な訳し方があるけど、個人的には「いつでも“ヘンテコ”なポートランドでいようぜ!」って感じが気に入ってる。

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トレース・シャノン(Tres Shannon、写真右)と、“キャット・ダディ(Cat Daddy)”ことケネス・ポグソン(Kenneth Pogson、写真左)。友人同士だった2人が2003年に創業したブードゥー・ドーナツ。2人はそれまでドーナツなんて作ったことがなかったし、トレースにいたっては料理をしたことすらなかった。

 
24時間営業!飲んだ後の〆はドーナツ

ブードゥー・ドーナツの1号店は、バーやクラブがひしめく、ちょっと“いかがわしい”オールドタウンエリアにある。

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となりは“オトナの”映画館パリス・シアター。この時はちょうど、日本が世界に誇る(?)オトナのアニメを上映していたもよう。

ブードゥー・ドーナツの大きな魅力のひとつが24時間営業。それはこの夜遊びの町に店を構えるからこそ。いちばん混雑するのは金曜の真夜中っていうことからしても普通のドーナツ・ショップとはひとあじ違う。

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ナイトクラブが店じまいを始める深夜2時を過ぎると、続々と酔っ払いがやってきて甘いドーナツを頬張る。ポートランダーにとってブードゥー・ドーナツは「〆ラー」みたいなもんなんだ。
 
ベーコン乗っけてみた!

ブードゥー・ドーナツといえばコレ!という2つのドーナツはかなりヘン。呪いの人形をかたどったグロかわいい一品「ブードゥー・ドール・ドーナツ(Voodoo Doll doughnut)」はアイコン的存在。心臓にはプレッツェルが刺さってて、中には血を連想させるラズベリージャムがたっぷり。

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「ベーコン・メープル・バー・ドーナツ(Bacon Maple Bar doughnut)」は、あま~いメープル・フロスティングの上に、なんとカリカリのベーコンを乗っけた、日本人の感覚では信じがたいトッピング。初めて見た時、正直コレは無いわ、と思った。ネタ的なメニューと思ったんだけど、実はこれがブードゥー・ドーナツの一番人気。

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おそるおそる食べてみると……あ、意外といける。アメリカ人はこういう甘いものとショッパいものの組み合わせが好きみたいで、他にもけっこう見かける。ワッフルとフライドチキンとか。

オーナーの一人キャット・ダディはベーコン・メープル・バーを日本でも流行らせたいって言ってたし、コレが日本で受け入れられるのか。すごく気になるなー。

ブードゥー・ドーナツにはこの他にもヘンなドーナツがいっぱい。そんなおかしなドーナツのラインナップと人気ベスト10については、後日詳しく紹介するので乞うご期待!
 
80秒で食べ切ったらタダ!

「ここは“サーカス”ドーナツショップなんだ」ってオーナーのキャット・ダディが言う通り、ブードゥー・ドーナツでは“サーカス”的なオモシロ企画がいっぱい。

テキサス・チャレンジ(Tex-Ass Challenge)ドーナツは、普通のドーナツの6倍あるジャイアント・ドーナツを80秒で食べきったらタダ!っていうクレイジーな企画。いつでもチャレンジできるので、早食いに自信のある勇者はレッツ・ゴー!

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甘い物が苦手で早食いにも自信のないぼくが無謀にもチャレンジしてみたところ、えらいことに…

「テキサス・チャレンジやってみた」記事もお楽しみに。経験から編み出した攻略法もこっそり教えます。
 
バケツ入り、棺桶入り始めました

ブードゥー・ドーナツでは、8時間を過ぎたドーナツは店頭から撤去される。でも、これを捨てるのは、あまりにももったいない。だから、期限を過ぎたドーナツはバケツに盛られて、超お買い得価格で販売される。

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個々のドーナツの大きさにもよるけど、スモールサイズバケツ(と言ってもデカい)は30~35個くらいのドーナツが入ってたったの8ドル。ビッグサイズは40~45個で10ドル。パーティー用に大人気。ただし期限切れのドーナツがいつもあるとは限らないので、お店に要確認。

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限定の棺桶(Coffin)入りドーナツもある。棺桶は1つひとつハンドメイドなので要予約。39個入りで110ドル。ハロウィンの時期には予約が殺到するとか。
 
サービス精神旺盛なスタッフ

ブードゥー・ドーナツのスタッフはノリがよくて、フットワークが軽い。オーナーのインタビューが二つ返事で決まったり、「帰れま10」なんてワルノリ企画にも全面協力してくれたり、Noren Portlandのロゴ入りドーナツまで作ってくれたりと、とにかくサービス精神がすごい。これこそ人気の秘訣なんだろうなって納得。

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そんなブードゥー一家の共同オーナーの一人キャット・ダディのロング・インタビューを掲載予定。ビジネスセンスに長けたダディに、日本進出の狙い、創業秘話とか聞いてきた。でも、それより何でニックネームが“キャット・ダディ”なのか気になりません? 日本語にしたら“猫オヤジ”だもん。もちろん、しっかり聞いてきた。

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キャット・ダディがGreat Businessmanならもう一人のオーナーのトレースはGreat Showman。ブードゥー・ドーナツを楽しく演出するクレイジーな企画の数々は彼なしには生まれなかった。「スタッフには、自分の趣味も大切に生きてほしいんだ」と話す彼の仕事観も要チェック。

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パンクな美人広報サラさんはロックシンガーとしても活動中。度重なる取材の問い合わせに、嫌な顔ひとつせずいつもクイックレスポンス。女神やで…

そんなサラさんには、ブードゥー・ドーナツ・オリジナル・グッズの数々を紹介してもらった。ちょいちょいシモネタも交えて解説してくれるパンクなお姉さんのグッズ紹介をお楽しみに!

Tシャツやポストカードから、レコードや下着まで。盛りだくさんのブードゥー・ドーナツのグッズはポートランドのお土産にもオススメ。

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帰れま10の企画では、会場のセットアップから企画進行のサポートまで、時間を惜しまず協力してくれたケビンさん。ブードゥーの皆さんはなんでこんなにサービス精神旺盛なんだろう。

ロン毛にヒゲというヒッピー風の風貌だけど、意外にも前のお仕事は銀行員。銀行員時代はもっとおカタい感じだったか聞いたら、「いや、銀行員の時もこんな感じだったよ」。こういうところもポートランドっぽい。ケビンさんの全面協力で開催できた帰れま10の記事もお楽しみに。売上ベスト10と個性的なそれぞれのドーナツのエピソードを紹介予定。

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ちなみにブードゥー・ドーナツ1号店には、親切な日本人スタッフのミキさんもいるので、英語がわからなくても安心。

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ブードゥー・ドーナツ特集はご覧のプロジェクト・チームでお送りします。

Fumiko:頼れる総監督。取りまとめ、写真撮影、記事執筆
Masaki:インタビュー、記事執筆
Mirei:ムービー制作、帰れま10 MC、記事執筆
Ryoma:企画書作成、記事編集
Tsubo:写真撮影、SNSプロモーション

Special thanks goes to Tres, Cat Daddy, Sara, Kevin, and all the fabulous Voodoo staff. We appreciate your great help!

Voodoo Doughnut ONE(1号店)

place 22 SW 3rd Ave Portland, OR 97204

TEL: 503-241-4704
* イートインスペース無し。店外にいくつかテーブルあり。
* 駐車場なし
 

Voodoo Doughnut Too(2号店)

place1501 NE Davis St. Portland, OR 97232

TEL: 503-235-2666
* イートインスペースあり
* 専用駐車場あり

  

web WEBサイト

time 1号店、2号店ともに24時間営業

*ただしThanksgiving Day, Christmas Day, New Years Day, Groundhogs Dayのぞく
*会計は現金のみ

この他にユージーン(オレゴン州)、デンバー(コロラド州)にも店舗あり。
詳しくはWebサイトを確認してください

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