ポートランドから手作りのカードで想いを届けよう Oblation Papers & Press.

電話やメールもいいけれど、手紙が好き。

 

家族や友人の誕生日のお祝いやお世話になった人への感謝の気持ちを伝えたい時などは、メールではなく手紙を送るようにしています。

 

届くまで時間は少しかかりますが、送る人のイメージに合わせて葉書や便箋を選ぶのは楽しいものです。

 

今回は、手作りの紙でカードを作る オブレーション ペーパーズ アンド プレス (Oblation Papers & Press) さんを紹介します。手紙だけではなく、文房具やタイプライターに興味のある方は必見です。

 

Oblation Papers & Pressは、お洒落なショップが立ち並ぶパールディストリクトにあります。

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天気の良い日には、お店の外に “Public Typing Station” があり、自由にタイプライターで文字を打つことができます。

タイプライターで遊び、多くの人が店内に入っていくのです。

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店内は、葉書集めが趣味の私にとっては、まさに天国のような場所。
クラシック音楽が流れているので心地よい気分になれます。

Sample003

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誕生日カード
季節に合わせて母の日や父の日のカード
“Thank you” や “Love you” の気持ちを伝えるカード
日頃の挨拶
子供の誕生を報告するためのカード
引っ越しの報告
卒業報告

などなど様々や目的に合わせて多くのカードが置いてあります。

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紙ではなく木で出来ている葉書。
オレゴン州の形に切り取られているので、「今、オレゴンにいるよ!」と旅先から送るのには最適かもしれません。

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地元のアーティストが書いた絵がプリントされているのも素敵ですね。

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写真では少し見えづらいかもしれませんが、葉書に書かれた絵と同じデザインのピアスが下についています。ピアス付きの手紙なんてお洒落なアイディアですね。

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オーダーメイドで作る結婚式の招待状や名刺なども人気のようです。

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世界に一つだけしかない手作りの招待状が送られてきたら、それだけで幸せな気持ちになります。

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日本に比べて名刺交換の文化がないアメリカですが、オーダーメイドの名刺は自分の個性を表現する一つの手段です。

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この鹿の模様は、表に浮き出しているのですが、裏面は凹んでいません。手作りだからこそ出来る特別な技法で作られた名刺だそうです。

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文房具や包装紙、ポスターなども置いてあります。

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ロウを溶かして自分のイニシャルのスタンプで封をするのも古風でいいですね。

留学して気付いた日本の良さの一つは、文房具の質の高さです。
私は、学生なのでノートやペンは必需品なのですが、アメリカで売られているノートの紙はペラペラで、ペンのインクもすぐに終わってしまうものが多いです。

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嬉しいことにこのお店には日本製と同じ質の文房具が置いてあります。
むしろ、デザイン性はこちらの方が上かもしれません。

Sample015

日本から輸入した文房具もありましたよ。

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カラフルな折り紙や、沢山のデザインがある付箋はアメリカでも人気です。

見た目がお寿司の消しゴムも「面白い!」と子供達に人気があるかもしれません。

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食券が人気なのかは謎です(笑)

後ろにある「日本全国歌良大気券」はもっと謎です(笑)
何に使うのでしょうか? 本に挟むしおりとか?

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食券が置いてある棚の向かいには、色とりどりの封筒があります。
同じ色の中でも何種類も色分けされていて、鮮やかです。

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初めてこのお店を訪れた際、私は二十歳の誕生日の記念に万年筆を探していたのですが、その時には、店員さんが親身になって万年筆選びに付き合ってくれました。この写真以外にも、約30種類の万年筆が置いてあります。

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このお店では、タイプライターを売っています。見本で置いてあるタイプライターには、文字を刻むこともできます。

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デザインや機能の違う約10種類以上のタイプライター。

パソコンが主流になった今の世の中で、タイプライターを購入する人はどういう人なのか気になります。

 

訪れるたびに素敵なカードに出会えるこのお店をNoren Portlandで紹介したいと思い、お店の人に尋ねてみると快く取材を受けてくれました。

「お店の中を案内しましょうか?手作りで紙を作る過程やお店にある活版印刷機を紹介しましょう!」

と普段見ることのできないお店の中を見せてくれました。

このお店のオーナーであるロンさんとジェニファーさん夫妻が新婚旅行で紙を作るクラスを受けた時の感動が、このお店の原点です。

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(新聞社に特集された時の記事。写真右がロンさん。左がジェニファーさん)

自宅のキッチンで紙を作るところから始め、今から26年前に手作りの紙を扱う会社を設立し、16年前から現在の場所にお店を構えています。

1枚のポストカードを作るのにかかる期間は、約1週間。

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こちらが紙の原料となる繊維。
このお店では、100%リサイクルの繊維を使っています。

触ってみると意外と硬い。骨折した時につけるギブスのような硬さです。

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この繊維を専用の機械で水と一緒にほぐします。

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ほぐされた繊維は、お風呂のような容器の中へ。

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左の青の紙は、新色のようです。ジーンズの生地から繊維を取り出しています。

これらの繊維を専用の道具を使って、紙を漉きます。

漉かれた紙は、何台もの扇風機がある部屋で乾燥。

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乾いた紙は、専用の機械でカット。

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( Challenge Champion 名前からしてよく切れそうですね。笑)

 

そして、ここからが活版印刷!

文字入りのカードを作る際には、型を作るところから始めます。

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全部の文字が反転しています。

この型を活版印刷機にはめ、色のついたインクの板を向かい側に挟めば、印刷の準備は完了!

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カシャン カシャン と一枚一枚、丁寧に印刷していきます。

お店の中には、何台か印刷機があり、一番古いものは1896年製。
およそ120年前の印刷機が今でも動いているなんて、感動しますね。

印刷されたばかりのカードがこちら。

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繊維の中に植物の種が入っている特別な紙です。
インクも大豆インクを使用しているので、とても環境に優しいカードに仕上がりました。

裏話なのですが、お店の人に話を伺っている途中、奥から大きな笑い声が聞こえたので様子を見に行くと…

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なんと紙の繊維に入っている種が発芽していたのです!

余った繊維を放っておいたら、気づかないうちに芽が生えていたようで、周りにいた人達は大笑い。

ナチュラルな証ですね。

お店見学の中で最後に見せていただいたのが、タイプライター修理室。

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職人さんは休憩中でお話を聞くことはできなかったのですが、机の上には、とても細かい機材が沢山置いてありました。

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最近、タイプライターの修理を始めたようなのですが、思った以上に依頼があり、今では数ヶ月待ちだそうです。

棚には修理を待つ沢山のタイプライターが置かれていました。

Sample036

タイプライターの音や文字の色合いは、パソコンとはまた違った良さがあるのでしょうね。

 

Oblation Papers & Pressでは、月曜日から金曜日までお店の中で紙を作っています。運が良ければ、活版印刷をしている様子も見ることができますよ。

「手作り紙体験」や「活版印刷体験」、国際タイプライターデイを祝うイベントなども開催されているので興味のある方はホームページをチェックしてみてください。

「しばらく手紙を書いていないな〜」

と思う方もこのお店を訪れれば、手紙を送りたくなるはずです。

 

ポートランドから手作りのカードに想いを乗せて、日本の家族、友人、恋人に想いを届けてみませんか?

Oblation Papers & Press

place 516 NW 12th Avenue Portland, Oregon 97209

time月 – 土 : 10am -6pm, 日 : 12pm-5pm
web WEBサイト

TEL: (503) 223-1093

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