ポートランドに潜むキテレツ世界の扉を開けて『Paxton Gate』

ストリートアートや面白い店を探してカメラ片手に探索しているFumikoが、今日は一風変わったお店を紹介。
場所はMississippi Aveの北側、 Skidmore Stの手前にある『Paxton Gate』。
通りを散歩していると「お宝&風変わりなもの(Treasures & Oddities)」という看板が目に留まる。看板だけ見てもどんなものが置いてあるのか想像がつかない。
pic1

『Paxton Gate』は1992年にショーン・キグリーによってサンフランシスコでオープン。その後、2010年に彼の親友でありこの店の大ファンであったアンディとスーザンによってポートランド店がオープンした。

「さあ、中に入ってみよう」

扉を開けるとそこは別世界。
pic2

床、壁、天井、いたるところに剥製、標本、骸骨、不思議なアート作品が置かれている。まるで博物館に来たようだ。いや、まさにここはお金を払って展示品を買うことができる博物館だ。
pic3

奇術師のような、博士のような、独特な雰囲気を醸しだしているオーナーのアンディは自分のお薦めの展示品(作品・商品)を愛おしそうに触りながら説明してくれた。
pic4

最初のお薦めはスコーピオン(サソリ)のネックレス。「普通に売っているサソリの形をしたネックレスじゃない?」と思ったら大間違い。
このネックレスは本物のサソリを型に取り、その型に銀を流し込んで作ったのだ。アンディのいちおしジュエリー。
pic5

人間の頭蓋骨は中国とインドの医学関連施設から手に入れたもの。現在は輸出禁止になってしまった為、入手不可能の貴重品。鍵付きのショーケースに厳重に保管されている。ここにあるのは輸出禁止以前に購入したものなのでご安心を。
人の頭蓋骨と一緒に持っているのはヒヒ(Baboon)の頭蓋骨。ヒトの進化の過程がわかるかも。
pic6

右側が本物のミンクの頭蓋骨を使ったネックレス。アンディが手に持っているのが大雷鳥の足を使ったネックレス。大雷鳥はフリーズドライした状態で作られているので皮膚や毛が残っていてとてもリアル。このネックレスをして出かけるのはちょっと勇気がいる。
pic7

店内の至る所に展示してある剥製は自分で狩りをして手に入れたものではなく、オークションや展示会で手に入れたものだそうだ。リス、ウサギなどの小動物からライオン、カバなどの大型動物の剥製まである。
pic8

蝶の標本が飾られている壁は荘厳な雰囲気を漂わせている。
pic9

ショーケースの上になにげなくぶら下がっているのはコウモリのフリーズドライ。本物だ。
フリーズドライフラワーはよく目にするがフリーズドライコウモリはなかなかお目にかかれないだろう。顔がかなり怖い。
picA

これは蛾や蝶の羽を使ったネックレス。南アフリカ各地から来た本物の蛾と蝶だ。ネックレスの表裏には同じように蛾や蝶の羽の表裏部分が使われている。向かって左側が蛾。右側が蝶。なんか蛾の方が美しく見えてしまう…
picB

picC

「こっちに来て」と言われて案内されたのは化石コーナー。ここも変わったものが揃っている。マニアにはたまらないだろう。これは洞穴グマ(Cave Bear)の化石。
picD

メガロドン(ホオジロザメ)の歯はスーパービッグ。歯の大きさから推測するとこのサメの体長は50フィート(15メートル)もあるそうだ。
「ここ見て。歯の上に珊瑚礁がついているのがわかる?クールだろう。」
自分の商品たちが可愛くてしょうがないというような顔で説明してくれる。
アンディの説明を聞いていると沸々と購買意欲が沸いてくるのはアンディマジックにかかったせいなのかもしれない。
picE

ここでは不定期にアーティストによるワークショップも開かれている。実際にユニーク?不気味?なジュエリーを自分で作ることもできる。
ポートランドに来たからには”KEEP PORTLAND WEIRD”の代表のような『Paxton Gate』をぜひ訪れてみて欲しい。
picF-top

Paxton Gate

place 4204 N Mississippi Ave, Portland, OR 97217

time毎日:11am – 7pm

WEBサイト

Tel:503-719-4508
Fax:503-477-6716

Share This By

Popular Articles

ポートランドのドリンク業界、フード業界で超有名なRed Gillen(レッド・ギレン)さん。人当たりが良く、愛らしい人柄は多くの人達を魅了している。だから彼がドリンク業界やフード業界のことを日本語で綴る「オ州酒ブログ」は大人気。クラフトビールをこよなく愛するレッドさんは今やポートランドと日本のクラフトビール業界を結...

オレゴンでワイン造りに挑戦している日本人女性ワインメーカーの芝明子さん(Noren東京イベントでは明子さんのワイナリーを紹介させて頂きました)。 ドイツでワインについて学び、ドイツのワイナリーで修行の後、オレゴンでご自身のワイナリーを始めました。日本人でワイナリーをやっているというだけでも珍しい中、女性のワインメーカ...

今回のオレゴンぷち旅ではポートランドから車で南へ2時間のユージーン近郊にある楽しいスポットをご紹介。 車でハイウェイI5を南に走り約2時間でユージーンの街に到着。ユージーンはスポーツチーム【ダックス】が所属するオレゴン大学がある街。ダックスについての詳し情報はこの記事をご覧ください。 ポートランドでアメフトのフ...

ここまでダイジェスト版を含め、連載してきたPortland Development Commission(ポートランド市開発局:以下PDC)の山崎満広さんの記事。今回はダイジェスト版での第3部、日本での仕事について現地での様子と共に紹介していきます。 近年、ポートランドの人気はアメリカに留まらず、日本、そして...

In a previous article titled “Did you know that Japanese Americans in Portland were once forced to move?” we mentioned the “Yosegaki Hinomaru Return Effort”,...

電話やメールもいいけれど、手紙が好き。   家族や友人の誕生日のお祝いやお世話になった人への感謝の気持ちを伝えたい時などは、メールではなく手紙を送るようにしています。   届くまで時間は少しかかりますが、送る人のイメージに合わせて葉書や便箋を選ぶのは楽しいものです。 &...

以前の記事「ポートランドの日系人が強制移住させられた歴史を知っていますか?-Oregon Nikkei Legacy Center」の中で「寄せ書き日の丸(日章旗)返還」について触れているが、今回はこの「日章旗返還」について詳しく知りたいと思い、映画「グーニーズ」の舞台として有名な海岸沿いの街、オレゴン州アストリア...

ポートランドも暖かくなってきましたよ。街には日本から観光に来た方を多く見かけます。皆さん、どうぞオレゴンの大自然を満喫し、フード、ドリンク、カルチャーにたっぷり触れていってくださいね。 さて、連休や夏休みにはポートランドへ行こうと思っている方、もうお土産選びに悩む必要はありません。お土産シリーズ第5弾を参考にパパッと...

ご存知ポートランドが誇るヘンテコ・ドーナツショップ「ブードゥー・ドーナツ」の名物オーナーの一人、その名もキャット・ダディにアレコレ聞いてみた。 ぶっ飛んだエピソードが盛りだくさんで一回に収まりきらず。後編では、キャット・ダディのニックネームの由来、日本進出の狙いをまとめてみました。 インタビュー前編のブード...

Have a nice day!

外が雨なら出かけよう、
ポートランドの魅力を伝える
WEBマガジン