旅行でしばらく海外に行くだけなら、一日三食その土地の料理を楽しむのも旅の醍醐味。
だけど何ヶ月も何年も海外で暮らすとなると、食べたくなるのは慣れ親しんだ和食。
日本の醤油や米・味噌、そしてお菓子。
そんな私たちの救世主的スーパーマーケットが宇和島屋。
アメリカ北西部(ワシントン州とオレゴン州のこと)最大規模の日系スーパーマーケットだ。
宇和島屋の本社はワシントン州シアトル。
創業は1928年。森口富士松さんという日本人が、ワシントン州でかまぼこや豆腐の販売からスタートしたという。
私は中学生の時シアトル近郊にホームステイしたことがあり、その時シアトルの宇和島屋に連れて行かれたのを覚えている。だからオレゴンに引っ越して来て、宇和島屋が家の近くにあるのを知ってとても懐かしい感じがした。
ビーバートン店は1998年に開店。これは私がアメリカに引っ越して来た年なので、絶妙のタイミングだ。
アメリカに来たての頃は日本語の活字に飢えていて、店内に併設されている紀伊國屋書店で日本の雑誌や本を購入していたものだ。(最近はインターネットで日本語の文章を読んで満足している)
そして(似合わないと言われるものの)私の大好きなサンリオコーナーもあるので、いつもチェックしている。
アメリカのスナック菓子の特徴は、舌がマヒするような塩辛さ、または砂糖を食べているような激甘。なので、日本のお菓子がなつかしい、というか日本のお菓子しか食べたくない、と思うこともしばしば。
宇和島屋の商品は日本からの輸入品なので価格は高く感じるけれど、背に腹は代えられない。
日本のヘアケア用品やちょっとした薬なども買える便利さ。
無添加のハンドソープは私の愛用品。ツバキ油なんかも置いてある。
和食の定番野菜も充実。大根もナスもゴボウも、旬にはマツタケだって買える。
ここで食材をそろえると、料理の意欲もわくってものだ。
今回の購入品は、お米と納豆。
アメリカで手に入るお米の中で、私はこの「かがやき」玄米が一番好き。カリフォルニア産こしひかりで、みずみずしくちょっと甘く、玄米だけどふっくらして食べやすい。
そして「九州一番」という納豆。九州人だけに、この味が落ち着く。
店内を撮影する際、支店長のジャックさんとお話する機会があった。
日本のこの製品やあの食品をお店に置いてほしいという要望がある場合、宇和島屋に電子メール
(BeavertonStore@uwajimaya.com)で商品の名前とバーコードを伝えてくれれば可能な限り対応したいとのこと。
写真が添付されていればなお良いそう。
私もこれからは置いてほしい商品の要望を伝えようと思った。
毎年10月の開店記念セール時は、ほとんどの商品が10%オフ。
各種イベントが開催されるので、ウェブサイトで要チェック。
宇和島屋 (Uwajimaya) ビーバートン店
10500 SW Beaverton-Hillsdale Hwy Beaverton, OR 97005
Mon-Sat 8:00am-10:00pm Sun 9:00am-9:00pm
宇和島屋への要望はこちら BeavertonStore@uwajimaya.com